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Update : Jan.09.1999

NISSAN PULSAR
MILANO X1 TWINCAM (1986)

Pulsar1.jpg (16352 バイト)

 パルサー ミラノ X1 ツインカム (フルカラー・スポーツ仕様)

Pulsar2.jpg (12335 バイト)
六甲山 山頂付近

 当時、落ち目の日産が出したクルマの中にあって日産車らしからぬ出来の良さでカー・オブ・ザ・イヤー(COTY)を受賞したクルマ(※ちなみにこの当時は、このパルサーにCOTYをあげなかったら、日産は二度とCOTYを取れるクルマを出せないのではないかと思われていた)。 なんとなくヨーロピアンな雰囲気のデザインが魅力的である。
 日産初の1600 DOHCエンジン日本初のビスカスカップリング方式のフルタイム4WDをラインナップしていた。 他には、Bピラーのドア開口部から後方に向けて傘を収納する穴を設けた「アンブレラポケット(3ドア車の一部)」や、夏季駐車後に車内の熱気を放出するための「サンルーフ&両窓一気開けボタン」というユニークな装備もあった。
 写真のクルマは、ミラノX1ツインカムのフルカラー・スポーツ仕様。 フロント&リヤスポイラーはオプションで、この仕様を選ばなければ装着しても黒色だった。
 「ミラノ」とは、日産がアルファロメオとの合弁でイタリアに「アルナ社」を設立した事に由来する。 ミラノX1のシートはグリーンのチェック地で座面全体が普通のシートよりも前上がりになっている、少し特徴的なシートだった。

 なぜかディーラーが24時間試乗(!)で借してくれたので、クルマに縁のない貧乏大学生だった私は不眠不休の7割ぐらいの勢いでドライブした(7割ぐらいじゃ、たいした勢いじゃないか・・・)
 エンジンはロングストロークタイプで当時の4A-Gと比べても高回転型とは言えなかったが、平日の早朝に神戸六甲方面を走り、下り坂で8000rpmぐらい回した思い出がある・・・後年に読んだ本に『レブリミットを越えて回すと共振でクランクシャフトが折れる』とか書いてあるのをみて冷や汗を流しつつも「アホは強し!」と自分に感動したのであった(笑)。

 夜の神戸みなと異人館付近。 元々の写真の月は二重露光により撮影した。 そして、月の部分だけを2倍に拡大したのが、右の画像である。

Pulser3.jpg (10489 バイト)
神戸みなと異人館 付近

 


 

SPECIFICATIONS

車 名 日産 パルサー ミラノ X1 ツインカム エンジン CA16DE
形 式 E-EN13 (REN13GFE) 種 類 直列4気筒 横置き
全長×全幅×全高 4030×1640×1380 [mm] 形 式 DOHC 4バルブ
ホイールベース 2430 [mm] 総排気量 1598 [cc]
車両重量 1020 [kg] ボア×ストローク 78.0×83.6 [mm]
最小回転半径 5.1 [m] 圧縮比 10.0
10モード燃費 12.4 [km/L] 最高出力 120 [ps] / 6400 [r/min]
60km/h定地燃費 20.4 [km/L] 最大トルク 14.0 [kg/m] / 5200 [r/min]
懸架装置(前) ストラット式独立懸架 燃料供給装置 ニッサンECCS
懸架装置(後) ストラット式独立懸架 使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
タイヤ 185/60R14 タンク容量 50 [L]
駆動方式 前輪駆動 (LSDなし) 変速機 5MT

 

 

 
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