Garage SEAVIEWCARS PAGES>& CAR & I|| ←  →

Update : Oct.23.2001

AND LEGACY AND I

E-BD5 B48D-AHC  No.021080 / 1996.11 - NOW

SEAT OF LEGACY
レガシィのシートについて


文章や内容は改良のため予告なしに変更される場合があります。


レカロAM19購入

レカロ購入 (May.17.1997)

 レガシィのスポーツシートは座面とシートバックが平板でホールド性が悪く、見かけ倒しのハッタリ君だ。 ワインディングロードでは体を支えるのに苦労しコーナーを抜けるたびに座り直していたし、通常の市街地走行でさえ体が前にずれてくるし、しかも腰や尻が痛みだしてきた。 せめて1万kmは使おうと思っていたが、それまで耐えられそうになかった。 なにせ、ストレス解消のためドライブに行こうとしても、クルマのドアを開ける時に「ああ、またこのクルマに乗らなきゃいかんのか・・・」と憂鬱になってきてストレスがたまってくる有り様だ(※ちなみに会社の三菱リベロ・カーゴ(粗末な商用車)を運転するときは腰痛はさして起きなかった)

 ・・・というわけでシートを替える事にした。 別にレカロでなくてもよかったが、バリバリのバケットシートでないものを選ぼうとすると意外となく、レカロの最新型のAM19スタイルを買う事になった。 しかも何を思ったのか、輸入元のブリンプ本社の近くの京都ショールームで定価で買ってしまった。 もっとも、当時は正規輸入物なら近所のショップでも値引きはほとんどなかったし、並行輸入物もまだ入っていなかったので、大損をしたというわけではない。

 

シート高さの変更 (Nov.23.1997)

 シート購入に際して、シート位置が絶対に高くならない事が条件だった。 シートリフターが最低位置でもメーター上部がハンドルに隠れたりして、私にはまだ高すぎるのだ。 シートを仮装着をしてもらったときに標準シートの最低位置とほとんど同じだったので、これであきらめて買った。
 数ヶ月が経ち、京都ショールームを訪れた。 調子を聞かれたので「シートが低くならなかったのがやっぱり不満です」とこぼしたら、低くできるかどうか検討してくれる事になった。 そして、無料でシート位置を低くしてくれる事になった。

 まずはベースフレームを新規に作成してくれた。 その時点では日本に1つだけの特注品である(カネだして注文したわけじゃないけど・・・)。 このフレームは通常品よりも2cmほど低い。 次にシート側の加工。 現物あわせなので少々手間がかかった。
 かくしてシートは2cmほど低くなった。 文字で書くとたったの2cmではあるが、メーターの上の方がハンドルに隠れなくなったり、コーナーリング時の体の横揺れが少なくなったりと、ずいぶんと快適で運転しやすくなった。 なお、切断加工が必要なので一般の販売店での購入では対応してもらえないと思う。 あしからず。
 


シートの比較

 レガシィ標準シートとレカロAM19スタイルのシート形状の比較のため、シートに紙テープを貼ってみた。

運転席(レカロAM19スタイル) 助手席(標準シート)
RS_DsNs.jpg (14085 バイト) RS_NsDs.jpg (13795 バイト)
【シートバック中央を上下に通るライン】
レカロに比べ、標準シートのそれはずいぶんと平板な形状であり、
人体の背骨の状態を完全に無視している。 下の写真でもご覧いただきたい。

【座面中央を前後に通るライン】
レカロはお尻の部分がほぼ水平で、そこから先が斜めに上がっている。
一方の標準シートはまったくの平板な形状で全体が少々斜めにあがっているにすぎない。
そのため、強いブレーキをかけたときにお尻の前ずれを止める事ができない形状である。
また、荒れ気味の国道で車体が頻繁に上下するような状況では、お尻の前ずれがおきやすい。

RS_DSeat.jpg (12212 バイト) RS_NSeat.jpg (11372 バイト)
お尻が太股よりも厚い人間がシート全体を低めにして座った場合、
標準シートは太股の裏側が浮き気味になり、体圧がお尻に集まり気味になる。
これは座面の形状が間抜けた平面である事と無駄に堅いことに加え、
単純にシート全体が上下するだけで座面の角度は変わらず
(水平面に対する)座面の角度が小さめのままであるためと思われる。

ちなみにフォレスターや現行レガシィは座面のみの前後を独立して上下に調節する方式に
変更され、マガジンXの「ざ・総括」では評判が悪くなった・・・が、さして気にするほどでもない。
彼らはリフターとアジャスターが同じものだと思い込み、区別がつかなくなっているのだ。

タイトコーナーが続くワインディングロードや小さめのサーキットを走った場合、
標準シートの頃はコーナーを抜けるたびに座り直さなければならないありさまで
まとも(の8割ぐらい?)なペースで走ると話にならなかった。
レカロに変えてからは、太股の左右のあたりのサポート部の高さに
大差はないにもかかわらず下半身のホールド性は段違いで、ずいぶんと改善された。

 

 
 ↑ || ←  →