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Update : Jan.10.1999

CARS DAYS

1998.12

【12/02 WED】 よくわからないハザードランプ

 20時頃、箕面に行った。 走り屋っぽいワンダー・シビックが前を走っていた。 その前には普通のクルマがゆっくり走っている。 シビックは対向車が来ているというのにカーブでセンターラインを越えて走る。 普通のクルマの後ろについてゆっくり走っている状態で・・・。

 そのうち普通のクルマが駐車場に入った。 道路は30km/h制限なのだが、シビックは途中でハザードランプを点けながら速度を落とし、路側帯のない車線の左端を30km/hぐらいで走り出した。 これは抜いてくれという合図か、それともバトル相手の募集の合図か? 抜いてくれというのなら、せめて徐行か停止をしてくれないと、ブラインドコーナーが続く上に追い越し禁止のところでは建て前上、抜くに抜けない。

【12/11 FRI】  再度山ドライブウェイにて・TV編

 家に帰ったら母がTVを見ていて、神戸の再度山DWが映っていた。 最初の方は見逃したが、走り屋・・・いや、ドリ専(と、勝手に呼ぶことにする)に迷惑を感じている視聴者からの投書でレポーターが再度山DWへ赴き、彼らの代表とTV番組側とでカート勝負を行うことになった。
 ドリ専側の3名は3つのチームの代表者で、雑誌主催のドリコンで入賞か優勝したことがあるらしい。 TV番組側は三原じゅん子,2年連続ジュニアカートチャンピオンの少年,そしてドリキン土屋圭一。 カートチャンピオンに対して「ガキに負けてられるかよ」などとイキがっている所を見ると、そうとう腕に自信があるらしい。

 さて、第1戦は三原じゅん子の圧勝。 第2戦はカートチャンピオンの超圧勝。 どちらもラップタイム差は話にならない。 第3戦はドリキン土屋。 体重ではもっとも不利だが、やっぱり速い。 しかしドリ専側をあえて抜かせて追う立場に回る。 追う立場に回ったもののなかなか抜けず結局 ドリキン土屋は負けてしまうのだが、「後ろから見ていたけどコントロールとか結構上手いんだから、これからはサーキットで走れ」とか言って手袋をプレゼント。 ドリ専チームは再度山でドリフトしないという誓約書を書き、ハッピーエンド。

 ドリコンで入賞するような腕前のヤツでも速く走る事については無頓着で、ドリ専と走り屋は別の種類であることがよくわかった、貴重な番組であった。 ついでに、カートチャンピオンにカートで勝てると思っていた所を見ると 、かなり頭が悪そうに見える(もっとも、番組制作側の注文で自信過剰を演じていた可能性もあり得るが・・・)。

【12/19 SAT】 TO 名古屋(1)

 自動車フォーラム:FCARの中部忘年会へ行く。 コースは名神高速・吹田IC→小牧IC→名古屋高速→知多半島道路。 つつがなく到着。 Kさんのフィアット500の隣に駐車する。

 プレステとR4(RIDGE RACER TYPE 4)を持参していった。 ナムコのジョグコンを持ってきていた人がいたので試させてもらった。 ジョグコンはコントローラーの中央に大きなジョグダイヤルがあり、指や手で回してハンドル操作ができるという代物で、ダイヤルには反力が伝わるようになっているのだが、これが酷い出来映えだった。
 実車ではコーナーリング状態でハンドルから手を離すと中立に戻る(ハンドルにおもりを付けたりすると勢いで中立の向こう側に行く事もあるが、大した量ではない)。 しかしジョグコンの場合は振り子のように景気よく向こう側へと回ってしまい、クルマは酔っぱらい運転状態となる。 反力があるくせに中立状態を知ることはひどく難しい。 買わなくてよかった。

【12/20 SUN】 TO 名古屋(2)

 朝。 知多半島の西側を南下してから知多半島道路を北上。 海底トンネルを通り、主に県道経由で三河湾スカイラインへと向かう。 今ひとつスピードが乗らないが、交通量は少ない。 三河湾スカイラインに入ると、不思議なことに路面にタイヤ痕やウインカーの破片などがほとんどない。 有料道路で夜8時に閉鎖されるためだろうか?
 頂上の駐車場にはいろいろなクルマが集まっている。 その中でプリウスのミーティングをやっていたのが目を引いた。

 R1に降りてガレリア・アミカへと向かう。 届いていたハガキによると、フェリージ(BAG & BELT)の直営店を設営して12日に改装オープンしたとの事。 改装の余波で2Fの奥は閉鎖中だったが、ハガキのおかげで無料で入れたので、まあいい。 2Fでは「チシタリア展」として、3台のチシタリアが並べられており、車名や歴史が書かれたパネルがあった。 今まで名前しか知らなかっただけに、ありがたい。
 今までは土曜の午後だけ開館していたガレリア・アミカだが、フェリージの開設により建物は月曜以外は開館することになった。 ただし、従来からの自動車部門(?)は金土日だけオープンとのこと。

 次にトヨタ博物館に行ったら・・・休みだった。 名神高速→養老SAで仮眠→吹田IC→父の入院先というルートで無事帰宅。

【12/23 WED】 日産 ティーノ / スバル レガシィ B4

▼ティーノ

 内外装とも、なぜかプリウスの親戚にみえてしまう。 おかげでデザインに関しては好感が持てる(笑)。 特にダッシュボードの扇形の造型に加えて空調スイッチがスモークシルバーになっているところなんかモロだが、ライトグレー地に白で文字を書くところは頭が悪い。
 凝ったデザインを手本にしているためか(?)、サニーのなどのように内装材がパッチワーク風の凄まじい色使いになっているとか、ドアのアームレスト周辺が無造作な造型になっているとかいうことはなく、数ヶ月の間でのレベルの向上を感じた(いや、ルネッサやスカイラインやサニーがマヌケ過ぎるだけか)。 ついでに、スモーククリア調のハザードスイッチがちょっとオシャレ。

▼前席:
 ティーノは2列シートで3+3の6人乗り。 ただし、フロント中央席は助手席と一体化した非常用という位置づけで、普通のクルマのリヤ中央席をもう少し過酷(?)にしたようなものであり、普段はアームレストかイチャつき用として使用するようだ。
 中央席のシートベルトは2点式。 助手席のエアバッグは中央席もカバーするということだが、前面衝突時は上体が一気に前に倒れてしまうのでエアバッグが間に合うのかちょっと心配だ。 ちなみに3+3のフィアット・ムルティプラは中央席も3点式シートベルトである。

▼後席:
 後席は3脚独立式で、それぞれを取り外したり、前方にΛ字形に畳んだり、前後スライドが可能。 中央席を取り外して左右席を内側にセットすると後方へのスライド量が増える。 外側の時はホイールハウスに当たるためスライド量は少ないが、一番後ろにしておけば、足の通り道が狭くて乗降に不自由するようなことはない。
 座面の幅は狭い。 カタログ上面図によると後席の座面幅は左右が475mm,中央が410mmとなっているが、左右側のドア側は縁が広くなっているので、縁を除いた座面幅は左右も中央も同じぐらいのような気がする。 中央席を取り外して左右席を内側にセットすると空間としての余裕はあるがシートの幅が狭いので居心地が悪い。 なんとなくマヌケ。
 3脚全てを装着すると、座面の幅の狭さもさることながら、頭や髪が横(Cピラーなど)に強く当たってしまうのがひどく気になった。 3脚状態では(3人乗っていなくても)ドア側に思いっきり寄って座らざるを得ないが、ティーノはボディーの上側を普通のクルマ並みに無造作に絞りすぎているような気がする。 後席のヒップポイントが前席の50mm増しというのも、この点についてはマイナスに働いている。 しかも内装材も後ろに行くほど狭まっているおかげで後方にリクライニングさせても髪が当たる。
 普通のクルマでも3人乗れば窮屈なのだから3席平等なんて事は考えずに、左右席をもう少し広めに,中央席をもう少し狭めにしてもいいような気がする。 現状では3脚共倒れ状態だ。
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 直接のライバルというわけではないが、ルノー・メガーヌ・セニックとフィアット・ムルティプラを引き合いに出してみる。 もっとも引き合いと言ってもセニックはろくに見たこともなければ資料もないし、ムルティプラも日本未上陸なので、たいした比較にはなっていない(笑)。

車名 全長×全幅×全高 ホイールベース 前シート 後シート 定員
ティーノ 4270×1760×1610 2535 2脚(2+1風) 3脚独立
ムルティプラ 3990×1870×1670 ? 3脚独立 3脚独立
セニック 4130×1720×1620 2580 2脚独立 3脚独立
ナディア 4425×1695×1625 2735 2脚独立 5:5分割

 ムルティプラは3+3の6人乗りで、全長は4m以下に詰められており、高く着座させる事により前後方向の寸法を稼いでいる(ティーノより60mm高い)。 そして幅は遠慮なく広く、なんとベンツSより15mm広い。 ティーノと大きく異なるのはパッケージング優先のフル6シーターとして企画されたという点で、前後列とも独立した3つのシートが付き、すべてのシートに3点式シートベルトが備わっている。
 セニックはフロントは普通の2脚,リヤは独立3脚。 全ての席に3点式シートベルトが備わる。 総合パンフレットの小さな写真で見ると、後席の左右席は中央席より幅が広いように見える。 ボディ上側の絞り込みもティーノより控えめに見えないこともない。 そのうち実車で確かめたいものだが、果たしていつになる事やら・・・。
 ナディアはのリヤシートは5:5分割でスライドする普通の2BOXに近いシートで取り外しもできず、ここに引き合いに出す意味はあまりない(笑)。

 ティーノの後席は3脚で座ると空間が狭く、2脚で座ってもやっぱりシートが狭い。 ティーノの外観は好きな方ではあるが、例えばティーノの全高はセニックより10mm,ナディアより15mm低い。 わざわざ3脚で,しかも高く座らせるというのであれば外寸とデザインとリヤシートの寸法について根本的に再考すべきだ・・・と思ったが、日産の、しかも「ハイトワゴン」印のクルマにパッケージングについて求める私の方が間違いなのかも知れない。

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▼レガシィB4

 夕方、スバルに寄ってみた。 展示車はなかったが、ディーラーの人の個人購入車が置いてあった。 RSK(白,AT,リヤウイング付き)で、当初の予想(心配?)よりもかっこよかった。 私の旧型と見比べると、サイドウインドウがほぼ台形で単純な旧型に比べ、後部がアリストもどきに丸められて前進感があり、なかなかいい。 顔はワゴンと同じでライトがでかすぎるが、ハイルーフでないためかちょっとマシに見える。 リヤバンパーの側面だけを下に伸ばした造型はカッコイイ・・・が、フロントやドアの側面下部の曲率とマッチせずに浮いて見えるのがちょっと残念。
 カタログは全20ページのものをもらった。 クルマの形がわかりやすい写真が乏しくてイマイチ役に立たない。 別に詳しいカタログがあるのだろうか?

【12/27 SUN】 TO 保津峡

 明日は休みなので、久しぶりに夜に出かける。 箕面からR423→R9へと抜け、道の駅「ガレリアかめおか地図を表示」を見に行く。 生涯学習施設と一体になっている巨大で豪華な建物だ。

 京都縦貫道路を京都市内へと向かい、桂川沿いに嵐山方面経由で清滝トンネルへと向かう。 清滝トンネルはすれ違いができない狭いトンネルで、入り口の信号機により交互通行になっているナイスなトンネルだ。 清滝トンネル入り口の交差点地図を表示にさしかかった時に、標識が変わっているのに気がついた。 以前は保津峡方面へは進入禁止の一方通行だったような記憶があったが、進入可能になっている。 そこでJR山陰本線・保津峡駅地図を表示までちょっとドライブする事にした。

 ちなみに、保津峡からここまでの道(府道50号線)はとても狭く、休日の昼間にクルマで通るのは自殺行為である。 21時ぐらいなので大丈夫だろうけど、それでも対向車が来ない事を祈りながらスタートする。
 今回初めて清滝側から進入し、愛宕念仏寺やお茶屋さん(?)の前を通る。 CG誌の写真で見たことがあるような気がするが、普通なら店の前にクルマを止めたら怒られると思う。 少し走り、4時方向に右折する。 この時点で私のクルマでは一発では曲がれない。 さらに、この先の六丁峠には一発で曲がれないカーブが幾つかある。 結構強い勾配で、カーブの中では切り返しをし、直線部も狭いため、対向車が連なって来たら双方のクルマの出し入れは結構苦しい。
 無事に「トロッコ保津峡駅」を通過。 ここは山陰本線が電化される前の保津峡駅で、この道路から吊り橋を渡ってホームに行くという、鉄道ファンには人気の駅だった。 山陰本線が電化された時に新ルートで開業し、この区間はトロッコ列車が走る観光鉄道となった。 トロッコ保津峡駅付近は、崖の岩に根性で道を掘り通したような雰囲気で、基本的にはすれ違い不能(待避スペースも少しはあるが・・・)。 その先でユーノス500と鉢合わせするが、向こうがいったん下がってくれて、少し広いところでなんとかすれ違う。 ほどなく、保津峡駅に到着。
 保津峡駅は駅前にロータリーがあり、車を停めやすい(停めてもトイレぐらいしか行くところはないが)。 川の音がよく聞こえて空気がうまいが、不良少年の落書きがある。 以前に夕方に来たときは、売店のおばちゃんが「暴走族みたいなのがシンナーを吸いに来ている事がある」と言っていた。 バイクでもここまで来るのは大変だが、やっぱり空気のきれいなところだとシンナーも美味しいのだろうか?

 一息ついて、対向車が来ないことを祈りながら、今来たルートを戻る。 清滝→広沢池→立命館大を通り、適当に京都市内に入る。 期待通り、バンパーにリヤフォグランプを増設したクルマがいたのでデジカメでこっそり撮る。 そのうち、この手のクルマのお笑い特集(仮題:日本アホテール選手権)を作るつもりなので、ネタ集めをしているのであった。 東山DWを経てR1経由で適当に帰る。

 それにしても年末のためか、通常の日曜深夜よりも追い越し車線の流れが遅い。 交通の円滑化について全然考えない気の毒なドライバーの分布が多いようだ。 やれやれ。

【12/28 MON】 トヨタ環境報告書

トヨタ環境報告書 トヨタ環境報告書が郵便で届いていた。 ホームページからPDFファイルがダウンロードできるが見開き2ページを1ページとして表示するため21インチモニターをもってしても閲覧がしづらいので、報告書をもらうことにした。

 まだ、ざっと目を通しただけだが、環境負荷物質やリサイクルや廃棄(シュレッダーダスト)の部分が、個人的に目を引いた。 触媒の変遷について詳しく書いてあれば嬉しかったが、技術報告書じゃないから、まあいいか。

 雑誌などではあまりお目にかかれないネタが読めるので、お勧めです。 トヨタさん、ありがとう。

 
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