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Update : Feb.07.1999

CARS DAYS

1999.01

【1/03 SUN】 TO 八坂神社

 初詣に行っていなかったので、京都の八坂神社地図を表示に行ってみようと思いたった。 父が元気だった頃は元日の明け方に家を出発していたのだが、3日の今日は家を出たのが9時過ぎ(笑)。 普段の日曜のこの時間なら京都まで90分以上はかかるが、この日はR1の交通量も少なめで60分ぐらいで楽勝に速く着いた。 ただし、追い越し車線をノロノロと走るレガシィ・ワゴンを抜くのには少々手間取った。 抜いた後にルームミラーで見ていると、後続車をたくさん詰まらせているのに気づかないのか相変わらずのノロノロ運転。 こういう馬鹿が渋滞を助長し、ひいては国家に経済損失を与えるのだ!

 交通量が少な目なので八坂神社の前(東大路通)を北上してみた。 八坂神社に隣接している円山公園地下駐車場(京都市営)の入り口には順番待ちのクルマが延々と並んでおり、そのそばの私営駐車場も1時間1500円ぐらいの正月料金ながらも繁盛している。
 で、私がクルマを置いたのは花見小路通り・三吉町のコイン式駐車場地図を表示で、15時までは30分100円という市営駐車場以上の格安料金だった。 10時半の時点では、なぜかがらがらに空いていた。 八坂神社まで600m弱離れているだけだ。 おまけに近くにはフォード・エスコートRSが停まっていた。
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 なんだかんだで13時ぐらいになってしまったので、大阪(父の入院先)へは混雑が予想されるR1を使わずにR9→亀岡→R423→箕面を通って行くことにした。 R423の亀岡〜大阪は新御堂筋とはうって変わって普通の山中の国道だ。 前を走っているのはやかましい下痢腹マフラーを付けた真っ黒なエスティマ。 下痢腹マフラーとは、いわゆるVIPカーなどに好まれているマフラーの事で、「ゲリバラゲリバラゲリバラゲリバラ・・・」という下品で大音量の排ガスを放屁している事から私が無理矢理そう呼んでいるだけだ。 こいつも類例に漏れず、遅い。 私のクルマのカーステが聞こえないぐらいの大音量をまき散らしながらハエがとまるような低速のノロノロ運転。 こういうマフラーは騒音規制に適合しているのだろうか? おまけに追い越し禁止区間が続いているので抜くに抜けない。 大阪府に入る手前当たりで曲がっていってくれたからよかったものの、せっかくの初ドライブは、こいつのおかげでとってもイヤな気分となったのであった。

【1/06 WED】 スバル書類送検

 読売新聞夕刊に『富士重 欠陥車隠し / 元幹部2人 書類送検へ』という記事が載っていた。 以下は記事の概要。

 レガシィのクルーズコントロールに欠陥があることを1994年1月に岡山と千葉のディーラーから報告を受けながらリコール対策を取らなかったため、1996年10月に滋賀県守山市で欠陥による交通事故が発生、ミニバイクの乗員に重傷を負わせた事に対し、滋賀県警は品質管理の責任者だった2人を業務上過失傷害の疑いで書類送検する事を決めた。
 この件については富士重工は1996年11月21日にリコールを届けたが、運輸省は1997年11月に道路運送車両法違反による罰則を科すよう東京地裁に通知。 地裁は1998年4月、同社に140万円の支払いを命じる決定を出している。

 ちなみに、1969年にリコール制度が設けられてから、「欠陥隠し」による事故でメーカー幹部の刑事責任が問われるのは初めてのこと。

1/09 SAT】 レガシィ B4 (2)

 展示車があった。 MT車だ。 運転席に座ってみる。 ダッシュボード等はワゴンと同じ。 ドアを閉めると隙間からゴムがはみ出している粗雑な作りもワゴンと同じ。 後席はヘッドクリアランスが少なくて私はマトモに座れないが、これは旧型も同じ。 もっとも、このクラスはビスタ以外は似たり寄ったりという気もする。

 リヤサスはワゴンと同じマルチリンク式に改められた。 トランク内を旧型と比較すると、ワゴン同様サス部の幅が広くなっている。 また、テールランプの裏側はいわゆるコンビニフックが追加された。
 トランクスルーは(私の旧型と比べて)6:4分割から中央アームレスト部のみに変更された。 補強は上下方向を結ぶ鉄板がアームレスト部の両脇にだけ設けられているようである(おそらく全面的な鉄板張りではない)。 不便な割には強度はイマイチかも?
 トランク内のBOXは簡素化された。 旧型は蓋付きの樹脂製から、蓋なしの黒い発泡スチロール製に変わった。 旧型はトランクマットをめくれば蓋を開けたまま固定できるが、新型はトランクマットは板のようなもので裏打ちされているため丸めることはできないしフックか何かで開けたまま固定することもできず、物の出し入れはかなり不便なようだ。 なお、スペアタイヤ部には円形の物入れが追加されている。

 トランク内にはワゴンのようなフックはなく、閉めるときに手をかける場所もない。 どちらもアルテッツァにはある。 特にフックは、ネットなどで荷物を抑えるのに便利であり、スポーツセダンの快適なドライブにはとても重宝する(※荷物の激しい移動はやかましいのみならず、トランク側面の鉄板を内側から「たたき出す」事もあるらしい)。
 ついでに外から開けるときに手をかけるところもない(ナンバープレート照明の部分に手がかけやすいような形状にすることが望ましい)。

 ワゴンの荷室はあれこれと至れり尽くせりの感があるのに対し、どうしてセダンだと無芸でがさつになるのだろう? 私の旧型RSも新型B4もそうだが、このサイズの高性能セダンというのはありそうでない(※アルテッツァよりもトランクが長く、ターボが付いている)だけに、残念だ。

【1/10 SUN】 日産 スカイライン GT−R

 R34スカイラインにGT−Rが出た。 スカイライン熱狂者によると、R34スカイラインのパッケージングに無駄が多いのはGT−Rのメカニズムを収めるためなのだそうなので、GT−Rは重要なモデルだ。

 第一印象としては「迫力があるけど、不細工」。 ボディカラーが白とか黄色だとフロントグリルとボンネット前端の合わせ目(の黒ゴム)が目立って、乗りたくないほどに格好悪い。 何か目立たなくする上手い方法/デザインはないだろうか・・・。 紙の上やクレイモデルでは単なる細い線だったのだろうが、どうして・・・。

 メーターは標準車に比べて見やすくなったが、周囲のヘアライン仕上げのアルミ風はダメ。 陽が射すと反射が強めで視認性に支障をきたしそうで、しかもメッキリングの比でないだろう。 また、GT−Rはタコメーターの視認性の向上のため、タコメーターを左側に移している(※日産には、同径のタコメーターとスピードメーターが並んだ場合はタコメーターは右側という内規がある)。 センターメーターの視線移動時間が少ないのと同様の理屈なのだが、それほど微妙な視認性向上にこだわっていながらも視認性の妨げになるものを採用するのはおかしな話だ。 エンジニアのこだわりとデザイナーのこだわりとが相反した形で存在している。
 ついでに形状自体も不細工で、せめて各種警告灯の部分を「切り欠く」のではなく「切り抜く」形状にしてほしかった。 材質も普通の黒色かカーボン風の方がいい(センターコンソールもカーボン風にできるだろうか?)。

 マルチファンクションメーターは少し見せてもらった。 ああいったシロモノは個人的には大好き(笑)。 エンジンをかけなくてもスロットル開度とバッテリーのグラフは動いた。 かっこいいぞ。 シフトインジケーター(赤ランプ)があるのも便利そうだ。
 乳首型のジョイスティックは滑りやすくてイマイチ。 最近のプレステみたいなキノコ型の方がよさそう。 画面やスイッチ等がドライバーの方を向いているのはいいけれど、左に傾いて見える(=左にロールして見える)のはイマイチ。

 トランクは、一番後ろに入っているU字形の補強バーが流行りそうな気がする。

 シートは・・・?! ホールド性は良さそうで、きっといいシートなんだろうけど、シートバックに体重を少々あずけただけで後方にたわむのは一体どうしたわけだろう?
 せっかくダイヤル式で微妙に調整しても、強い加速をしたときはたわんで角度が変わってしまうだろう。 ついでに私はハンドルを押し気味に回すことがあるが、軽く押しただけでもこのシートはだらしなくたわむだろう。 ここまで作っておきながら、なぜ・・・? それとも本格派のバケットシートというのはこういうものなのだろうか? そのうちカーショップにさわりに行って見るとしよう(ちなみに私のは穏やかなレカロAM19 STYLEは、あんな風には動いたりはしない)。

 走れば素晴らしいに違いないだろうけど、どうもシート等で印象が冷めてしまった。 まあ、最近の日産のクルマだから仕方ないか・・・。

P.S. なぜか歴代GT−R(箱スカ、ケンメリ、R32)が特別に展示してあったので、ほとんど箱スカとケンメリばかり眺めていたのであった(笑)。 余談だが【ケンメリGT−Rの縮刷版カタログ】なるものを私は持っている。

【1/13 WED】 トヨタ ヴィッツ

 ヴィッツ(Vitz)。 トヨタの新型リッターカー。 スターレットより短く・広く・高く、ホイールベースは長い。 欧州ではヤリスという名前で、アメリカではエコーという別デザインのセダンとして販売される。

車名 全長×全幅×全高 ホイールベース 総排気量 ボア×ストローク 最大出力 最大トルク
ヴィッツ 3610×1660×1500 2370 997 69.0×66.7 70/6000

9.7/4000

スターレット 3760×1625×1400 2300 1331 74.0×77.4 85/5500

12.0/4400

デュエット(ストーリア) 3660×1600×1450 2370 989 72.0×81.0 60/6000

9.6/3600

 ヴィッツには二代目セリカ以来の「手動式」ガラスサンルーフの設定がある。 天井にどら焼きのような円盤があり、そこから引き出したハンドルを回してチルトかスライドが可能。 ハンドルを引き出すと円盤側にはロックボタンがあり、それを押さないとハンドルが回らないので要注意。 オプション価格は6万円と手頃。

 外観はすでにヤリスとしてお馴染みで、リヤ上がりのベルトラインや張りのある面で可愛いながらも結構力強い雰囲気。 この小さいクルマがCd=0.30というのはなかなか偉い。 フロントの牽引フックがねじ込み式なのはトヨタとしては珍しいかも? バンパーは補修時に配慮した上下二分割。

 室内は濃淡の2トーン。 ダッシュボード等のシボが、よくある皮革風ではなくサルスベリみたいな樹皮風(←全然違うかも?)。 デザインは変わっているものの特に意識する事なく使いやすそう。 センターメーターは「スペースビジョン」デジタル版とアナログ版の2種類がある。 アナログ版の距離計やATインジケーターは液晶の黒デジタルだが、デジタル部の照明が暗くて見づらいような気がする。
 スピーカーがAピラーの付け根にあるのはナイス。 カーステ部の左右には縦型の物入れがあり、気軽に放り込めて便利そう。 グローブボックスは上下の2段で前述の物入れのおかげで幅が狭い(車検証は二つ折り?)。 下のグローブボックスをガバッと開けたときにゴムか何かが効いて当たりが柔らかいのは安物感がなくて偉い!

 フロントシートは後突事故時の傷害を低減する「WIL(頸部傷害低減)コンセプトシート」で、リッターカーにもかかわらず(?)バックレストが首の付け根ほどまでたっぷりとあり、座り心地にもプラス。 リクライナーの遊びはあるもののバックレストは丈夫で、だらしなく撓んだりしないのもいい。 欲を言えばヘッドレストの前後調整が欲しかった(贅沢すぎ?)。
 リヤシートは6:4分割(スライド+ダブルフォールディング)と一体式前畳みの2種類で、特に芸はなし。 ヘッドレストが付くのが6:4分割の最上級グレードのみなのは残念。 後席の座り心地やレッグルームと前席下への足入れ性は良好だが、ルーフが後ろに行くほど下がっているおかげで私が座ると天井に頭がやや当たる(ただし、天井に頭が当たりまくって顔を正面に向けることができない新型ルノー・ルーテシアよりは遥かにマシ)。

<つづく>

エメラルドグリーンのサンルーフ付きが意味もなく欲しくなってしまった・・・。

【1/16 SAT】 レガシィB4と16進数とゼビウス

B4のXevious数字表記 とあるきっかけで、レガシィB4を買う際にナンバープレートの数字でイイのがあるか(自転車に乗りながら)考える事があった。 B4を16進数に見立てて10進数に変換すると180だから『・180』がいいと思った(他の候補は「・・24」「・134」「1104」)。

 16進数といえば、ナムコの名作シューティングゲーム「ゼビウス」に出てくる数字も16進数で表されていた事を思い出した。 …というわけで、B4をゼビウス数字で表記したものに車名をあしらったのが、このイラストだ。 その筋の人はゼビウス数字の部分をストライプテープで作ろう。 他に、ポルシェ928や944などにも応用できるぞ。

【1/19 TUE】 スポーツ新聞と日産

 ここ数日、日産と海外メーカーとの提携などに関する報道がにぎやかだ。 提携か資本参加を受けるのか。 相手はダイムラー・クライスラーかルノーかなどと、日に日に新しい情報が入ってくる状況だ。
 今日、駅の売店で見かけたスポーツ新聞のオモテの見出しには『日産 資本参加』といった文字がデカデカと載っているものもあった。 野球選手のトレード並みに大きな扱いを喜ぶべきか嘆くべきか・・・。

【1/23 SAT】 日産 シルビア

 新型シルビアのデザインはマツダMX−6+フェラーリ456といったところか。 Cピラーやリヤフェンダーのショルダー部が456の影響を色濃く受けている。 180SXは今回消滅したが、このボディにリトラクタブルライトを付けるとかなりモロだ。
 それはともかく、「どうして、こんな・・・」という第一印象の旧型とは異なり、なんとなくイタリアンにかっこよくて(※見本があるので当然だが)かなり人気がでそうな気がする。

 試乗車はspec-Rエアロ(turbo)の6MT。 道路事情によりエンジンは半加速で3000〜4000rpm程度しか回せなかったが、4000rpm近くはターボ音が良く聞こえて速そうな雰囲気。 シフトは新車ながらあっさりと決まってうらやましい。 余談だが6速に入れたときの回転数は1000rpmだった(笑)。
 メーターはホワイト。 spec-Rはその周囲が梨地の銀色で、さらに周囲はメッキリング調の形状に仕立てられているという修飾過剰ぶり。 そのため走行中に見てもぼやけた印象。 一方のノンターボのspec-Sは周囲が黒色で、こっちの方が見やすい。

 ピラーメーターは見る暇がなかった(笑)。 トヨタは視線の焦点移動量を減らすためにスペースビジョンメーターなるものを作ったが、このピラーメーターは通常のメーターよりも手前のハンドル付近にあるため、いささか見づらいような気がする。
 ところでこのピラーメーター。 チルトステアリングを一番上にした場合、右手から15cm程度しか離れていない。 衝突事故の際にはエアバッグの展開によりハンドルから手が離れ、衝突時の減速Gで手が前方に移動してピラーメーターに命中し、擦過傷や骨折に至りそうな気がする。 もっとも、手がハンドルから離れる事などないのであれば心配の必要はないが・・・果たして?!

 シートバックは先日のスカイラインGT−Rにもまして低剛性で、ステアリングを押しながら回すとグニャグニャと動きそうな気がする。 さらに横方向の剛性まで弱そうで、横Gがかかった時は大丈夫か? いつか機会があったらフル加速&中程度の横Gをかけてみたいものだが、そんな極道な試乗をさせてもらえるかどうか(笑)。

【1/24 SUN】 ヴィッツに試乗ほか

 スバルの無料点検に行った。 点検したらオイルが不足気味だということで500ccばかりつぎ足ししてくれていた。 同じ銘柄だったらありがたいが、違う銘柄なのでちょっとだけヤダ。

 アルテッツァに試乗。 「当面は買う予定はない」と念をおして試乗したが、試乗後に「はっさく」2個とタクティ・ブランドのカーシャンプーをくれた。

 別の店でヴィッツに試乗。

<つづく>

【1/30 SAT】 日産 シルビア 〜 衝突安全性について

▼ピラーメーター

 私がシルビアの運転席に座ると、チルトステアリングは一番上になる。 ハンドルをいわゆる10時10分に握ると、右手とピラーメーターとの距離は約15cm。 正面系の衝突でエアバッグが作動した場合、エアバッグの直径はハンドルより大きいため、私の手はハンドルから離れると思われる(※ただし、テストしたことはない・・・たいていの人はそうだと思うが)。
 私の手は数十Gの加速度でピラーメーターに当たるかもしれない(し、当たらないかもしれない)。 当たった場合、私の手はどうなるだろう?

  1. ピラーメーターに手や腕をかすめて軽い擦過傷。

  2. ハンドルに近いので当たったときの初速も小さく、その後も腕の関節が曲がるだけで荷重がかからず、ダメージなし。

  3. ハンドルから手が離れたときに指が伸びていれば、当たったときに突き指か骨折。

  4. 指は丸まってダメージなしだが、手首が変な方向に曲がって捻挫。

  5. 関節や骨はダメージなしだが、メーターのアクリル板が割れて軽い裂傷。

  6. 小指だけがあたり、突き指か骨折か、陸奥圓明流・牙斬(だったっけ?)を食らったのと同じ状態になる。

 さすがに実験してみるわけにはいかないが、運輸省が電子メールで自動車の安全性についての意見募集(第2回)をしていたはずなので、この予想などを送ってみることにしよう※1999.02.02に送信した

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▼シートベルト

 近年の新車は安全装備が充実しているが、シルビアはそうでもなかった。 さすがに両席エアバッグはあるが、シートベルトにプリテンショナーとロードリミッターが装備されていないのは意外だった。
 その有無はカタログには明記されていなかったので日産のお客様相談室に電話して聞いてみたら『車両トータルで見た場合、ない方が効果的と判断した』という答えが返ってきた。 ミニバンのように前方に詰めて座っている場合はロードリミッターがあるとまずいかもしれないが(もっとも、シルビアはそんな着座姿勢ではないが・・・)、プリテンショナーがない方が効果的というのは一体どんな状況なのか想像がつかない。

 私の想像では「車両トータル」という言葉から察するに、『ロングノーズのボディに短い直4エンジンを前方に配置しているため、直6のスカイラインや横置きのFFよりもクラッシャブルゾーンに余裕があるため、シートベルト・プリテンショナー&ロードリミッターを装備しなくても社内他車並みに抑えられ、費用と効果を天秤にかければ装備しない方が「効果的」である』というソロバン勘定のような気がする。 若者向けには安さが一番?!

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▼シートバック

 シルビアのシートバックはヤワだ。 展示車でブレーキペダルを思いっきり踏むとシートバックが後ろに撓んでお尻が後ろに動いてしまうほどの悲しむべきヤワさだ。 通常の強ブレーキではここまで踏むことはないとは思うが、AT車でブレーキペダルを踏み込んだ位置を基準にしてシート位置を調整している人は要注意。 いざというときにブレーキペダルを最後まで踏みきれない事態も考えられる(※MT車ならクラッチペダルを基準にするので、その心配はないと思う)。

 話は変わって、このシートで追突された時はどうなるだろう? 例えば最近のトヨタ車の「WILコンセプトシート」はシートバックが丈夫だ。 私が使っているレカロAM19のバックレストやリクライナーは被追突時の乗員保護に留意した構造・強度になっているらしい。
 レカロの広報誌によると、追突を模したテストではドイツ車や日本車のシート(※車種は不明)はバックレストが水平近くに曲がったり、折れ曲がって背骨を傷つける危険性を示していたのに対し、AM19のバックレストの後方への動きは理想的だったそうだ(※「理想的」とはどんなものかは不明だが、テストのビデオをプレス発表会で上映したとの事)
 サニーで採用されたアクティブ・ヘッドレストはシルビアには装備されていないが、こんなにヤワだったらアクティブ・ヘッドレストがあっても役にたたないのでは?・・・という事で、隣の隣に置いてあるサニーに座り、同じようにブレーキペダルを踏み込んでみると・・・シートバックは丈夫だった! それこそトヨタの「WILコンセプトシート」に引けをとらないぐらいに。

 シートバックに関して言えば、トヨタと日産の姿勢は対照的だ。 安価なリッターカーのヴィッツにも「WILコンセプトシート」を採用したトヨタに対し、2リッターのシルビアにこのようなシートを与えた日産(※追突時のみならずハードな走りにもマイナスだと思う)。 若者向けには安さが一番?! ・・・これならいっその事、モータースポーツのベース車みたいに営業車シートにしたオプションも作って欲しいものだ。

【1/31 SUN】 道の駅ガイドブック購入

 道の駅「びわ湖大橋 米ぷらざ」へ行き、道の駅ガイドブックを買った。

 名神高速で大阪に戻って万博外周路を走っていたら、側道から突入してきたバイクと衝突しそうになった。 この道路は一方通行の3車線で私が走っていたのは中央車線。 バイクは左の側道から左車線に入ったかと思ったら後方を確認せずにそのまま一気に中央車線に突っ込んできた。 なんとなくそんな気がしていたので急ハンドルであっさりかわしたが、ボディがへたっているのか後輪が一歩遅れた後にズバッと動いてタコ踊りモードへと移ろうしているような気がしてならない。 暖かくなったらサイドシルに発泡ウレタンを入れてみるか・・・。

 
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