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Update : Nov.26.2000

- スクラップ・ヤード -

4th YARD

INDEX ▲ 暗転、海水浴
 
 ・ 暗転、海水浴
 ・ カーブの先にいた者は
 ・ 悪人と集中ドアロック
 ・ 輸入車ショールーム
 ・ 枚方の飲酒検問
 ・ 雑念・邪念と事故率
 ・ フルライン政策
 ・ 近所のカーブミラー
 ・ 大阪名物路上ペイント
 ・ T型フォードの運転法

 

 ある夏の日。 友人たちとクルマで海水浴に出かけた。 両側に民宿が軒を連ねる、海に続く街道を走っていると・・・・・・路上には、まだ乾いてない血痕と子供用のサンダル等が落ちていた。 そして1台のクルマと警官。 おそらく、民宿の玄関先から飛び出した子供が走ってきたクルマに当たったのだろう。
 ドライバーの立場からすれば左右の確認もせず飛び出してくる子供の方に非があると思うが、例え相手が100%悪くても事故が避けれるものなら避けたい。 夏休みに海水浴に来れば子供が浮かれるのは当然なので、民宿や民家が建ってそうな海辺の道路を走るときは子供が出てくるつもりで警戒して走ろう。

 浮かれるのは子供だけではなく、ドライバーも浮かれがちだ。 普通の国道までゆっくり走れとは言わないが(※個人的にはもう少し速く走って欲しいぐらいだが)、民宿の軒先などではスピードを控えめに・飛び出しには心の準備をして走ろう。


INDEX ▲ カーブの先にいた者は
 
 ・ 暗転、海水浴
 ・ カーブの先にいた者は
 ・ 悪人と集中ドアロック
 ・ 輸入車ショールーム
 ・ 枚方の飲酒検問
 ・ 雑念・邪念と事故率
 ・ フルライン政策
 ・ 近所のカーブミラー
 ・ 大阪名物路上ペイント
 ・ T型フォードの運転法

 

 ある晴れた日、私は友人のクルマの助手席に乗り、ところどころ狭い部分がある山道をドライブしていた。
 ブラインドコーナーを曲がると工事用の赤信号があった。 そこには短い橋があり、すれ違いができない状態になっていたので、信号機が置いてあったのだ。 信号が青に変わるのを待つ間、後ろには1台、2台とクルマが並び始めていた。

 ・・・「キキキ、ガシャン」というタイヤの音と衝突の音で私と友人は後ろを振り返った。 追突事故だ。 先が見えないカーブだというのに警戒を怠りスピードを充分に落としていなかった愚か者が、信号待ちのクルマに追突したのだ。 追突したクルマはちょっとハイソカーなクレスタか何か、追突されたクルマは・・・白いベンツのミディアムクラス。 そしてベンツのドアを開けて降り立ったドライバーは、パンチパーマで小太りで、サマーニットとネックレスが太い首に良くお似合いの、ステキなオジサマ・・・!!
 そのオジサマが追突したクルマへと歩いていく所で信号が青に変わってしまい、我々はやむなくその場を去った。 いや、仮にその場にとどまったとしても、追突した愚か者の冥福を祈る事しかできなかっただろう。

 ブラインドコーナーの先には何があるかわからない。 大抵は何もなく無事に通れるのだが、そこで気を緩めた所に事故が待つ。 障害物がない事を直視で確認できないような所では速度を控えめにし、くれぐれも気をつけよう。 仮に器物の損傷やお互いの怪我の度合いが軽微であっても、残りの人生を失うような場合もあるのだから・・・。


INDEX ▲ 悪人と集中ドアロック
 
 ・ 暗転、海水浴
 ・ カーブの先にいた者は
 ・ 悪人と集中ドアロック
 ・ 輸入車ショールーム
 ・ 枚方の飲酒検問
 ・ 雑念・邪念と事故率
 ・ フルライン政策
 ・ 近所のカーブミラー
 ・ 大阪名物路上ペイント
 ・ T型フォードの運転法

 

 『ある男が自分のクルマに乗り込んだそのとき、複数の見知らぬ男たちが助手席や後席のドアを勝手に開けてクルマに乗り込み、銃を突きつけてきた』 ― これは劇画「ゴルゴ13」で何度か描かれている光景である(※見知らぬ男たちは、強盗やテロリストやCIAなどだ)

 集中ドアロックやリモコンドアロックが普及したおかげで1回の操作で全てのドアが開錠できてとても便利になったのだが、一方で全てのドアが開いてしまうため悪人が簡単に乗り込んでくる危険性も増した。 実際に「高速道路のサービスエリアでクルマに乗ろうとしたら押し売りが勝手に助手席に乗り込んできた」という投書を、JAF MATEで見たことがある。
 昔、勤務先にあったクラウン・ワゴンはリモコンキーが備わっていない時代の古いクルマではあったが、運転席側ドアの鍵穴に挿したキーを1回ひねると運転席側だけが,もう1回ひねると全てのドアが開錠される仕組みになっていた。  これにより、不審人物が助手席側をうろうろしている場合は、運転席側だけを開けて自衛ができる。
 最近は日本も治安が悪くなってきたので、このような開錠ロジックを再び備えていただければと思う。

【追記】CG 2000-08の長期テストによると、フォード・フォーカスのリモコンドアロックはこのような開錠ロジックになっているとの事。 全てのドアを開ける場合はリモコンのボタンを2回押すのだが、この時の間隔が短すぎても長すぎてもダメなので少し難しいらしい。

【追記2】トヨタ・セルシオ(2000.08)の「スマートキーシステム」は、スマートキー所持者がドアハンドルに触れると、所持者に近いドアのみが開錠される。 これにより、悪人が他のドアを同時に開けようとしても開けられない。 偉い!

 余談だが、私のレガシィの運転席には(例えばトヨタ車に見られる)「独立した集中ドアロックスイッチ」というものがなく、運転席のドアロックノブに全てのドアのロックが連動している。 そのため、有事の際に運転席か ら車外に出ようとドアを開けたとたん、助手席側のドアを外から開けられてしまう。 もちろん今まではこれのおかげで困った事など全くないのだが、この先の世の中ではどうなることやら・・・。


INDEX ▲ JETRO輸入車ショールーム
 
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 ・ T型フォードの運転法

 

 東京・名古屋・大阪には、日本貿易振興会(ジェトロ/JETRO)の輸入車ショールームがある。 ここには色々なメーカーの輸入車が展示されており、ほとんどのクルマは乗り込むこともできる。 輸入車ディーラーになど怖れ多くて近寄れない私のような小心者にはとてもありがたい。
名 称 東京輸入車ショウルームMapFan Web
座 標 35.38.18 N / 139.44.39 E
住 所 東京都港区三田3-9-6
電 話 03-5232-3100
時 間 11:00〜19:00
定休日 月曜(休日の場合は翌日が定休日
名 称 名古屋輸入車ショウルームMapFan Web
座 標 35.09.58.0 N / 136.54.38 E
住 所 愛知県名古屋市中区錦3-25-20
電 話 052-963-7700
時 間 11:00〜20:00
定休日 月曜(休日の場合は翌日が定休日
名 称 大阪輸入車ショウルームMapFan Web
座 標 34.42.10 N / 135.30.17 E
住 所 大阪府大阪市北区中崎西2-4-12 梅田センタービル
電 話 06-6373-8400
時 間 11:00〜19:00
定休日 月曜(休日の場合は翌日が定休日

 


INDEX ▲ 枚方の飲酒検問
 
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 ・ 大阪名物路上ペイント
 ・ T型フォードの運転法

 

 TVで放送された事があるので観たことがある人もいるかもしれないが、大阪府枚方市(ひらかたし)の枚方警察署は飲酒運転の防止に力を入れている。

 枚方署地図を表示と枚方市駅との間には飲み屋街があり、そこで酒を飲んだ客が飲酒運転をして帰宅する。 そこで枚方署は飲み屋街の周囲の道路 〜線路の北側や川の東側など〜 に検問を設け、完全に封鎖した。 検問を発見して路地へ左折すると、そこにまた検問が待っている。 TVの映像は酒飲みにはショッキングだった事だろう。

 話は変わって、信号待ちの最中にガソリンスタンド等のチラシを配りにくる事があるが、枚方警察はこれを応用した飲酒検問も行っている。 交差点でクルマが赤信号で停車すると検知器を持った警官がやってきて検問を行うのだ・・・それも、署の南側を通る国道1号線で。 この方式では全てのクルマが検問できるわけではないが、「国道1号線でクルマも流れているから検問なんかやっていないだろう」という予想は、もはや通用しない。 お酒好きの人は、飲酒運転は控えめに。


INDEX ▲ 雑念・邪念と事故率
 
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 ・ T型フォードの運転法

 

 CAR and DRIVER誌で読んだ話だが、米国のとある大学教授の調査によると、若い男女が乗ったクルマの事故率と男女の仲とには、相関関係が見られるとの事らしい。 曰く、男女の仲が深い関係だと事故率は低いが、浅い関係だと事故率が高くなる。
 浅い関係のドライバー(おそらく男性)は、運転している最中も「今夜はこうして 、あそこへ行って…」などと、運転とは別の事ばかり考えているのだろう。

 若い男女がドライブに行くときは、もったいつけずに速やかに深い関係になる事をお勧めする。 それは交通安全のためであり、物損事故がもたらす経済的損失や人身事故による悲劇を少しでも減らすための有効な手段なのだ。

 この話を読んだ人は、機会があれば積極的に交通安全にはげんでください。


INDEX ▲ フルライン政策
 
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 ・ T型フォードの運転法

 

 欧州車 ― 特にドイツのBMWやベンツはスポーティー車や高級車というイメージが強い。 それに対して日本のメーカーは1つのメーカーで色々なクルマを作っているので、外車党には日本のメーカーはクルマに対するポリシーが全くないかのように言われてイジメのネタに される事も少なくない。 なぜ日本のメーカーは色々なクルマを作る「フルライン政策」を敷くようになったのだろうか。
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 「フルライン・ポリシー」は単一車種・大量生産のT型フォードを打ち破るための戦術として1921年(←1923年以降かもしれない)にGMの経営会議の中で生まれたものらしい。
 フォードT型は大ヒットしたが、フォードはT型しか持っていなかった。 GMはT型に真っ向から対抗するのを避け、T型よりも上級車種に買い換えたいと思っている顧客層の要求に応えようと考え、シボレー,オールズモビル,キャディラックなど全てのレンジを網羅する車種を用意した(一方のフォードの上級車種が登場したのは1939年のマーキュリー)。 そしてGMのシボレーはフォードに圧勝した。

 ドイツにオペル(GM系)とフォードが進出した当時、民族資本のフォルクスワーゲンとベンツは1200ccと1700ccの一車種生産主義をとっていたおかげで、需要が伸び盛りであった1500ccクラスを外資に明け渡すことになった。
 そして、これを足がかりにあらゆるクラスに侵攻を許す事となり、ワーゲンは1200〜1600ccの,ベンツは2000cc以上のクラスでのみ生き残る結果となってしまった。 つまり、彼らはフルラインを作れなくなってしまったのだ。

 日本の場合、戦後の自動車産業は厳しい輸入制限と高関税措置に守られていたが、昭和40年代(1965〜)に入る頃には「自由化」により外国メーカーの参入が避けられない状況になっていた。
 日本の国家予算が3兆円程度だった頃に売上高が3兆円のフォードや5兆3千億円のGMが参入してくるのは国家レベルでも危機的な状況であり、通産省はトヨタ・日産の2大メーカーを中核とした二系列化構想を打ち出した。
 このような状況において、トヨタや日産のフルライン体制には単にライバルに勝つのみならず、『外資に、日本侵攻の突破口を与えない』という意味もあった(※当時のトヨタ自販の社長は「アメリカ資本に対抗するには、アメリカと同じ戦略をとる以外にない」と語っていたという)。 つまり、日本のメーカーのフルラインはアメリカに倣ったものであると共に、アメリカから日本の経済を守るという重大な意味も持っていた。

 その結果、(単に「フルライン」云々だけではないとは思うが)日本の自動車産業はアメリカに侵攻される事はなかった。 一方、フルラインの元祖たるアメリカはといえば、手薄あるいは皆無といえる小型車クラスで日本車に侵攻され、やがては国家レベルで日本に対して「 アメリカのクルマを買え!」と文句を言ってくるまでになってしまったのは皮肉な結果である。

〔参考:アメリカ車の100年 1893-1993〕
〔参考:モーターマガジン 1970年5月号 ほか〕

補足:
 上記の文章を最初に書いた頃から時は流れ、今や1999年や2000年。 ベンツはAクラスで小型車部門に進出した上にクライスラーと合併し、BMWはローバーを買収してミニを手に入れ たりトヨタ ハリアー風のオフロード車を発売し、VWは高級サルーンや高級スポーツカーに進出すべく幾つかのブランドを手中に収めた。 日本のメーカーもビックリの拡大政策である。


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 近所のカーブミラー付きT字路でよくやりかける失敗。

 夜、カーブミラーで左右を確認しながらクルマが途切れるのを待っている。 カーブミラーにクルマのライトが映らなくなったので「よし、今だ!」と発進すると、ライトを点けていない自転車がやってきてぶつかりそうになる・・・ので、その点に気をつけて発進するようにしているのであった。

 

 


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 大阪名物、路上のペイント。

 長い直線の終わりに下図のようなペイントを施す。 クルマが左から右に進むにつれて路面のマークの間隔が狭くなっていくので、ドライバーはスピードが上がっているように感じて減速する。 このペイントにより、直線終端にある交差点付近での追突事故が減少したという。

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 CAR OF THE CENTURYに選ばれたT型フォードの記事が、SUPER CG No.36に載っていた。 記事によると、T型フォードのペダル配置などの操作方法は、今日の通常のクルマとは大きく異なっている。 文中には『T型の運転法は普通のクルマとまったく異なる。だからT型がたくさん走っていた戦前の日本でも、T型しか運転できない限定的な免許があったほどだ。』とまで書かれている。
右ペダル トランスミッションにかかるブレーキ。
中ペダル バックするときに踏む。
左ペダル 前進2段の変速ペダル。
一杯に踏むとロー(ほとんど発進専用),
半分踏むとニュートラル,離すとハイ。
スロットル ハンドルの右にあるレバー。

 1920年頃のベンツなどでスロットル(アクセル)レバーがハンドルに付いているモデルもあったのでスロットルレバーについては驚くほどでもないにせよ、ペダルで変速や後退を決めるというのが凄い。 うっかり踏み間違えたらえらい事になってしまいそうだ。


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