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Update : Oct.30.2007

CARS WORDS

 

【ハ】 

【排気温警告灯】

排気ガスの温度ではなく、触媒の温度上昇を警告するランプ。 このランプが点灯した場合はペースを下げて消灯するのを待つ。 無視してハイペースでの走行を続けると触媒が高熱のために溶損する場合がある。
燃料の未燃焼成分が触媒へ流入すると温度が上昇する。 原因として失火や燃焼不良や燃料過多(リッチ領域での走行が長い)などがある。

【ハイソカー】High Society Car

「上流階級のクルマ」の意で、1980年代にトヨタのマーク2を筆頭としてブームとなった。 オーナー層が本当の上流階級でなく、上流階級に憧憬の念を持つ中産階級が多いところがミソ。

ハイドロニューマチック サスペンション】Hydropneumatic Suspension

ハイドロ(Hydro)は「液体の」,ニューマチックは「気体の」の意。
スプリングの代わりにオイルとガスを用いたサスペンションで、シトロエンのものが有名。

[Jan.29.2005]

ハチロク(86)】

80系(1986.6-1989.5)のカローラ・レビンとスプリンター・トレノのうち、4A-Gエンジン搭載車(形式名:AE86)の通称。
E80系以前はレビン/トレノは車名ではなくDOHCエンジンを搭載した特別なグレード名であったが(※しかし初代にはSOHCエンジン搭載のレビンJというのもあった)、E80系よりクーペ系全体の車名となった。 このためSOHCエンジンのレビンは「カローラ・フビン」と呼ばれたりもした。

【バルブ】Bulb

電球。

【バルブ】Valve(弁)

通常、エンジンの吸気弁と排気弁の事をさす。 スプリングの力で閉じられており、カムにより開閉する。
弁駆動方式は SVOHVOHCDOHC の順に進歩してきた。 1気筒あたりの吸気弁と排気弁の数により、2バルブ(吸1・排1),3バルブ(吸2・排1),4バルブ(吸2・排2),5バルブ(吸3・排2)がある。 排気バルブ周辺は特に高熱の排気にさらされるため、中央の排気バルブ周辺が特に高熱となる6バルブ化は困難と言われている。
バルブの数を多くするとバルブ開口部の面積を大きく取る事ができて吸排気効率が向上する、また、バルブ単体としては小さくなるので重量が軽くなって高回転に有利となる反面、バルブ駆動のためのパワーロスが多くなるため、全てのエンジンにおいて多バルブが望ましいとは限らないという意見もある。

  

【ヒ】 

ピッチPitch

船首・機首の上下の揺れ。
→ヨー

ピラーPillar

柱。 クルマを横から見て、フロントガラス両脇の柱をAピラー、続いて前から順にBピラー,Cピラー・・・と呼ぶ。

ヒューズベルトFuse Belt

シートベルトの一部がZ字型に縫い合わせてあり、強い力が掛かったときにほどけて延びることにより、頭や胸の衝撃を緩和しようとする仕組み。 フォースリミッターは肩からベルトが延びるのに対してヒューズベルトは腰からベルトが延びるので、シートベルト本来の身体拘束能力に劣るように思う。 ダッシューボード下部に危険物がある場合、乗員の下肢傷害が大きくなる。
1997年頃にホンダに行ったら、縫い合わせの部分をゴムのカバーなどで隠している怪しいクルマが多かった。

【フ】 

フォースリミッターForce Limiter

前面衝突時にシートベルトを肩から緩めて張力が高くなりすぎないようにし、胸部にかかる負荷の低減を図る機構。 作動の順番としては、プリテンショナーの次となる。

フライ・バイ・ワイヤーFly-By-Wire, FBW

「電気信号線による飛行」の意味で、航空機の操縦系統にある機械的リンケージを電気信号系統とアクチュエーターに置き換え、飛行するための技術。

自動車のドライブ・バイ・ワイヤーの元ネタ。 なぜか自動車に対して「FBW」という表現がされている事があるが、操縦系統がいまだに機械的リンケージの自動車に対してその表現を用いるのは2重に相応しくない。

→フライ・バイ・ワイヤ 〔JAL航空実用事典〕

[Jan.23.2006]

プリテンショナーPre-Tensioner

エアバッグが作動するような前面衝突時の初期にシートベルトを瞬時に引き込んで人体に密着させ、シートベルトの効果を高める機構。 強力なスプリングや火薬の爆発力などで動作する。

フルラップ前面衝突試験( - 対リジッド・バリア)】

コンクリート製のバリア(障壁)に、自動車をフロントの全ての面を正面衝突させる試験で、ダミーに与える衝撃は最も強い。 よって、シートベルトやエアバッグなどの乗員拘束装置の評価に適している。 同型車同士でズレや傾きのない完全な正面衝突をした場合と同等の結果を示す。

プレスドア

窓枠がドア外板と一体で、Aピラーやルーフサイドを覆っているドア。

【ブロワー】Blower

送風機の意で、ルーツ式過給機(送風機)を指す。
ヴィンテージ時代のベントレーでスーパーチャージャーを備えたモデルは“ブロワー・ベントレー”として有名である。
→過給機

【フロントエンジン】Front Engine

エンジンを車体前方に搭載する方式の事。 ほとんどの乗用車はこの方式である。

【ヘ】 

【変速機】Transmission

エンジンやモーターから入力されたシャフトの回転を、歯車などによって減速・増速・逆転し、駆動軸や車軸へ出力する装置。 主な役割は自転車の変速機と同様。
手動変速機(Manual Transmission, MT)と自動変速機(Automatic Transmission, AT)に大別される。

[Nov.06.2007]

【ホ】 

【ホイールベース】Wheelbase(軸距)

車両を真横から見たときの、前車軸と後車軸との距離。
一般に、長いほど高速走行時の直進安定性に優れるが、小回りが利かなくなり、車体強度が低くなる(もしくは強度を補うために重量が増加する)。
通常は左右とも同じ値であるが、初代ルノー5のように左右で異なるクルマもまれにある。

 

 

 

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