【ラジエーター】Radiator
放熱機。 水冷式エンジンの冷却水を冷却する装置。
【リトラクタブル・ヘッドライト】Retractable Headlight
開閉式のヘッドライト。 フロントノーズが低いスポーツカーやスーパーカーが、ヘッドライト点灯時の高さの規定を満たすためによく用いられる。 日本では1980年代に多く見られたが、ヘッドライトの小型化が進んだことや開閉機構の価格や重量の節減のため、1990年代には下火になった。
【リーンバーン】Lean Burn(希薄燃焼)
空燃比が大きいリーン域で常用運転できるように作られ、燃費の改善を目的としたエンジン(※通常のエンジンはリーン域では着火不良を起こし、運転が困難となる)。
空燃比とNOx発生量は下図のような関係にある(※あまり正確な図ではない)。 燃焼温度が高いとNOx発生量が多い。 リーン側になると混合気の比熱が下がって燃焼温度が上がるが、リーンになればなるほどガソリンの量が減ってくるので途中から下がってくる。 リーンになるほど着火や燃焼が難しいが、リーンバーンエンジンはNOxの発生の多い領域を通り越した部分(A/F
= 23あたり)で「なるべく」運転される。
NOx
|
| **
| * *
|* *
| *
| * *
+--------------------------
▲15 20 △ 25 A/F
↑ ↑
理論空燃比 リーンバーン常用域
軽負荷時は(スロットル開度を大きくして)ポンピングロスを減らす事により燃費の改善を図れるが、アクセルを不用意に踏み込むと「ドライバーに加速の意志アリ」と判断されて理論空燃比域やリッチ域に移行するので、燃費をよくしたければラフなアクセル操作は避ける事。
【理論空燃比】Stoichiometry
混合気中の空気(酸素)と燃料とが互いに過不足なく燃焼するための空気と燃料の比率で、14.5または14.7と書かれている。
三元触媒がもっともよく働く領域でもあるので、通常走行時はこの空燃比で運転される。 普通のエンジンの場合、燃費をよくしたいからといってガソリンだけを少し減らしたりするわけにはいかないはずだが・・・。
【リヤエンジン】Rear Engine
エンジンを車両後方に搭載する方式の事。
RR
【リヤフォグランプ】Rear Fog Lamp
ブレーキランプと同等以上の明るさの後部赤色灯で、霧の中を走行時する際に自車の存在を後続車に知らせるために点灯するのが本来の使い方であるが、なぜかBMWなどの輸入車では視界良好な夜間に点灯しているケースが多く見られる。 さらに困ったことに、Vサルーンなどで自車の存在を強くアピールするためのドレスアップ手段として用いられる。
【流面形(りゅうめんけい)】
4代目トヨタ セリカ(1985)のCMコピー
で、これまでの日本車にはなかった曲面を持ったセリカの造形を端的にアピールした。
後に家電製品のカタログなどで「流面形デザイン」という表現を見かけるようになるなど、自動車以外にも少なからぬ影響を与えた。
[Jan.03.2005]
‥‥‥
【冷間始動時】
エンジンが冷えている状態でエンジンを始動し、しばらく(暖まるまで?)の状態の事。 一般にエンジンが暖まるまでは空燃比が濃いめに調整されるため、燃費が悪く排気ガスも汚い。 また、触媒は充分に暖まるまでは本来の浄化性能を発揮できないため、二重の意味で排気ガスが汚い。
「エンジンが暖まるまでは燃費が悪い」という事は、エンジンが充分暖まる頃には目的地に到着するような極短距離の使用では意外と燃費がよくない事を意味する。 しかしながら、エンジンが暖まるまで(あるいは冷え切らないように)アイドリング状態で放置するよりは、まだ暖まっていない状態で走った方が、総合的なガソリン消費量は少ない。
【レシプロ・エンジン】Reciprocation Engine
ピストンの往復運動でクランクシャフトを回転させるエンジン。
ロータリー・エンジンや電気自動車以外は、ディーゼル・エンジン,ガソリン・エンジン共にこの方式。
【ロータリー・エンジン】Rotary Engine
ローターの偏心回転運動によりシャフトを回転させるエンジン。
レシプロ・エンジンのような往復運動部分がなく、バルブ機構も不要であり、小型で部品点数も少ない。
発明者である西ドイツのヴァンケル博士の名をとってWANKELMOTORとも呼ばれる。 最初のロータリーエンジン搭載市販車はNSU
Ro80(旧 西ドイツ)。
現在、乗用車用エンジンを生産しているのはマツダのみ。
【ロール】Roll
船体・機体の全体の左右の揺れ
ヨー